

| 第9号 | 平成17年5月1日発行 |
集中治療室(ICU)の役割と看護 |
ICUとは、「内科系、外科系を問わず、呼吸・循環・代謝、その他重篤な急性機能不全患者を収容し、強力かつ集中的に治療を行うことによって、その効果を期待する部門である」(日本麻酔学会)と定義づけられています。当院ICUにおいても、救命と生命維持の安定・回復を図るため、二十四時間体制で集中的な治療・管理と看護援助を行っています。
救命を最優先とするICUは、一般病棟とは大きく異なります。患者さんの状態がすぐ分かるよう病室はオープンとなっており、ベッド周囲には多くの機器類があり、身体はいろいろな点滴やチューブ類につながれます。また、機器の作動音や照明などで安静や睡眠も妨害されやすく、身体的・精神的ストレスや薬剤の影響で混乱状態となる患者さんもいます。こうしたストレスは、病状に悪影響を及ぼします。入室予定の患者さんに対して、入室前から患者さんの情報を得て、疾患や手術から由来する障害を予測し、患者さんの心理状態を把握するとともに、不安の軽減につながるよう、ビデオを使ったICU入室前訪問を行っています。緊急入室の際にも、集中治療室という特殊な環境に少しでも適応してもらえるように心掛け、患者さんとその家族の身体・精神面を考慮しながら診察の補助及び看護ケアを行っています。また、そういった混乱状態やストレスが少しでも軽減できるようアロマ(香り)の鎮静効果を利用した研究にも取り組んでいます。
平成十五年一月からは、院内の職員には、ガウン着用とスリッパの履き替えを廃止し、手指アルコール消毒のみで入室できるようになりました。家族については、キャップ・マスクの着用を廃止し、手洗い・ガウン着用・スリッパ履き替え・手指アルコール消毒で入室できるようになりました。マスクとキャップの廃止により、家族の顔がはっきり見えるようになり、以前に比べ患者さんが安心できるようになりました。
安定した患者さんは、臥床状態で退室されることが多く、また、ICUでのことはあまりよく覚えていない方が多いのですが、それでもたまに元気になった姿を見せに寄ってくださり、“あんなに大変な状態だったのに、こんなに元気になられたんだ!”ということがよく分かり、私たちスタッフも嬉しく感じます。そんな患者さんを多く見られるよう、より質の高い信頼される看護を提供していきたいと思っております

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1 |
岐阜市民病院長 冨田栄一 | |
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消化器外科部長 大下 裕夫 | |
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3 |
病院事務局医事室 | |
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緩和ケアチーム 澤 祥幸/小松 博子 |
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5 |
看護師 久野 知子 | |
| 6 | 集中治療室看護師 |
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| 7 | 放射線治療医 飯田 高嘉 | |
| 8 | 薬剤部 |
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| 9 | 編集後記 | 岐阜市民病院広報委員会編集部 |