肺気腫CT診断基準策定のための多施設共同研究に関する実施計画案
現在,本計画はpriorityの問題,他の研究班との整合性等の調整のため,未だスタートできていません.進捗状況については閉塞性肺疾患研究会で逐次報告するとともに,このページでupdateする予定です.
わが国における人口の高齢化,胸部疾患領域における疾患構造の変化にともない,慢性
閉塞性疾患患者は増加している.なかでも慢性肺気腫は,喫煙と密接な因果関係をもち
,高齢化とともに増加傾向にある.完成した慢性肺気腫に対する治療方針はほぼ確立されているが,早期の慢性肺気腫の診断や,慢性肺気腫発生の予防,いかなる症例で慢性肺気腫が進行しやすく症状を発現しやすいかについては,未だ明解な解答は得られていない.従来より,肺気腫の診断は呼吸機能検査を中心とした肺気腫研究会の診断基準が広く用いられてきた.しかし近年,医用画像機器の目覚ましい発展により,CTを用いた定量的評価が各施設で試みられている.また,高解像CTの普及により,臨床の場において,多くの施設で肺気腫を撮像し,肺気腫の解剖学的変化
を画像上で再現することにより診療に役立てていることは,肺気腫CT診断基準検討委員会のアンケート調査において判明している.しかし,現在,肺気腫CT診断のための一定の基準がなく,撮像条件,定量的評価のための解析方法は各施設によって異なり統一されていない.このため,施設間での比較ができず,ひいてはCTを用いたより普遍的な肺気腫の診断,および肺気腫領域の今後の医学の発展に支障をきたしている.そこで、肺気腫CT診断基準検討委員会では肺気腫CT撮像条件(以下、単にCT撮像条件という)の試案を提示しているが,今回、これを用いた2つの実施計画案を提案する.1つは,CT各機種で得られた画像にどの程度の差があるのか,定量的評価のためのcut
off値,解析方法,評価項目について比較検討する目的で,「C
T画像の多施設共同機種間比較試験に関する実施計画案」であり、もう1つは、CT撮像条件にもとずいて、各施設でCT写真と肺機能検査などの臨床像との比較を試みる「CT撮像条件にもとずくCT像と臨床像との間連を検討する実施計画案」である。これらを以下第1計画案、第2計画案と呼ぶ。
第1計画案: 「 CT画像の多施設共同機種間比較試験に関する実施計画案」
第2計画案「 CT撮像条件にもとずくCT像と臨床像との間連を検討する実施計画案」
第1計画案,第2計画案に参加の意志がある施設は,フィールドワーク事務局まで,E-mailをお願いします.この際,所属,実施医師,施設が所有するCT,E-mailアドレスをお知らせください.詳しい計画案をE-mailでお知らせします.計画案を施設で検討し,正式に共同研究に参加希望される場合,再度お知らせください.最終的なプロトコールと,調査記録用紙を送付させていただきます.
連絡先は
E-mail:kokyu@gmhosp.gifu.gifu.jp