肺気腫CT診断基準検討委員会
−平成11年1月24日閉塞性肺疾患研究会で承認された改訂版です−
1.吸気レベル 深吸気位
2.電圧 120kV付近
3.電流 150-250mA
4.スライス厚 3mm以下
5.FOV 30cm前後(通常体型)
6.ウィンドウレベル -700から-900HU
7.ウィンドウ幅 800から1000HU
8.撮影部位 上,中,下肺野
- 上:大動脈弓の上縁もしくは胸腔内気管の中心付近
- 中:気管分岐部付近
- 下:右横隔膜上1-3cm付近
- 1.深吸気位とは最大吸気でバルサルバのかからない程度.
- 2.肺野をtargetとするかぎり,あまり影響を受けない.
- 3.低すぎるとノイズが増え,低吸収領域が過小評価される.スライス厚が薄いほどこの影響を受けやすい.高すぎると被爆量が多くなる.
- 4.厚すぎると,特に小さな低吸収領域の判別が困難になる.
- 5.拡大再構成画像は初期病変を診断するには必須.
- 6.画像が低値ほど白く,高値ほど黒くなる.
- 7.コントラストが,低値だとつきすぎ,高値だと低下する.
現在,本邦において普及しているCT各機種でほぼ可能な条件を設定したが,肺気腫CT診断基準検討委員会としては,可能であれば
を推奨.上記撮像条件はCTの撮影基準を制限するものではなく,評価しやすいCT画像を得るための目安と考えるべきものである.